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[08月15日#1] 終戦の意味はなにか [脳の仕組み]

[08月15日#1] 終戦の意味はなにか

真珠湾攻撃により太平洋戦争が始まり4年後の原爆投下による無条件降伏が66年前だ。
脳の形成段階から闘争本能を刺激されて育った。敗戦の悔しさは骨の髄まで沁みている。
なぜ負ける戦いをしたのか?米国で物理と脳科学の基礎研究を行い英語と歴史を学んだ。

帰国後すぐにサンフランシスコ大地震が起こった。日本からの見舞い電話が最初に通じた。
スタンフォード滞在中に昭和から平成に変わった。2000年問題が騒がれたが何も起こらず。
ミレニアムとして脳研究シンポジウムを計画しかけたが具体的な成果が得られず無期延期。

そして2001年の9月11日に同時多発テロ発生。小泉首相が外交問題で真紀子氏を更迭。
選挙で熱烈な応援をした仲だったがコンビ解消。この間、執筆中の原稿を何度も書き直す。
基本的発見は当時も今も変わらない。ところが説明が不十分なのだ。書く度にそれが判る。

最も衝撃的なことはスタンフォード大学で研究を共にしていた友人が密告に及んだことだ。
数学の伝統ある大学に新設された大学院。世間知らずの数学愛好家が一丸となって迫害。
スタンフォードの教授が証明してくれて一件落着かと思いきや教室の蟠りは根強く残った。

振り返ると最初の失敗が教授から助手まで含めて開く教室会議が最高議決機関としたこと。
全ての構成員の多数決で決めるのが民主主義と言うのだ。かくして教授会とは二重構造だ。
基本的発見の上で脳の数理的研究をしていたから彼らの行動の観察はまるで実験だった。

教室の運営は論文数や経歴で選ばれた教授が行い責任を取る。助手と同じ1票ではない。
多数決は響きがいい。ニューラルネットワークモデルでは信号にシナプスの重みを付ける。
資本主義でも共産主義でも独裁国家でも組織化が行われ代表が何らかの方法で選ばれる。

下っ端の意見など無視だ。ここに問題がある。意思の疎通が起きる。トップが流れを決める。
上位下逹だ。社員は従わざるを得ない。それが会社組織の掟だ。コミュニケーションはなし。
すると顔が変わる。昇進と昇給が最大の関心事だ。地位の上と下に対する顔を使い分ける。

自分の地位保全のためにライバルを蹴落とそうとする。心を許した仲などより現在が大事だ。
親友など保証はない。勝手に思い込むだけだ。人は互いに騙し合うように出来ているのだ。
そのために微妙なコミュニケーションで思いを確かめ合う必要があるのだ。長い回り道だね。

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