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[03月14日#1] あの大震災から1年、大津波から学ぶ人間の本能. [復旧復興]

[03月14日#1] あの大震災から1年、大津波から学ぶ人間の本能.

論文の投稿が済んだので録画して置いたテレビ朝日の3時間特集番組を改めて観た。
携帯カメラの普及で大勢の人が津波を撮影していた。それらの映像から行動を分析。
教訓を得ようと云う番組の解説がいいが数理的脳科学の視点で比較及び検証をする。

注目すべき話題は三つある。どれも本能に関わっている。しかし理解は無理かも?
一つ目は好奇心、二つ目はインターネットの奇跡、そして三つ目は人類愛の話題だ。
すぐそこまで津波が来たのに逃げないで見物している人々。安全と思い込んでいる。

行動心理学者の解説だ。専門用語を使う。人は大事件の目撃者になって発信したい?
私の論点は脳の構造に行き着く。脳の黄金定理に秘密を解く鍵が隠されているのだ。
生存本能はDNAを広めたいと言う繁殖本能に根差している。しかし半分しかない!

生殖細胞が減数分裂をするからだ。だから互いに強い配偶者を探し子孫を残したい。
繁殖本能は恋愛や闘争本能になると共に母性愛や家族愛に見られる愛情も生み出す。
愛情は犠牲となって相手を守る立場だが、二面理論から敵に対する攻撃心と裏腹だ。

これが男が勇敢な理由だ。無意識の行動には本能が働いている。思い込むのも同じ。
平和に慣れた本心は警戒心が薄れてしまった。好奇心が先に立ち、後で自慢したい。

二番目は公民館に避難した園児たちが孤立した話。2階まで津波。重油の火が迫る。
園長先生が最後かもとメール。それがロンドンにいる息子に届きツィッターで転送。
東京都副知事の目に留まる。消防庁の連絡網で翌朝ヘリが向かい全員が救出された。

三番目は米軍の救援作戦の話。地震の後直ちに世界中に展開する艦隊を日本に集結。
基地があり隊員の家族もいる。しかし司令官は大津波の被災地の大島に向かわせた。
直撃と反射波で唯一の港が壊滅し完全に孤立した。プールの水を浄化して凌ぐ島民。

食料も限りがある。連絡が取れないばかりか、どこの港も瓦礫の山で船が使えない。
有事の際には戦闘の任務に当たる乗組員が水や食料をヘリに満載し校庭に着陸する。
誰も聞いていない。しかし訝しんでいる暇はない。一緒に救援物資を降ろして運ぶ。

その時ヘリの操縦士が降りて来てヘルメットを脱ぐ。長い髪がほどけて女性と判る。
何やら島民と話す写真。番組はサンディエゴの基地にいるヒューイット中尉に面会。
対訳メモで、医者は?何が必要ですか?困っているものは?等々が書かれて指さす。

兵士が少年と地盤沈下のために水をかぶる道路に歩く橋を造る。明日に架ける橋だ!
上陸の際に指揮官が尋ねる。放射能の危険性がある。行くのは自由意志。全員志願!
この番組を観るまで米軍の支援と行動に気付かなかった。軍事機密情報があるのだ。

しかし兵士や司令官とのインタビューから人道的な人間愛が伝わって来て感激する。
人類の敵は大いなる恵みを与えてくれる自然に隠れている。助け合うしかないのだ。

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prohitskh

自衛隊の働きや殉職した多くの消防隊員、広報を続けた役場の職員などなど胸を打たれる崇高な行為は数多くあり枚挙に暇が無い。けれども原発事故に関しては安全神話を流布した上に情報隠蔽し人道主義とは正反対のものだ。日本のこれまでの政治家は猛省すべきだ。
by prohitskh (2012-03-16 07:17) 

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