SSブログ

[10月09日#1] 東大の若い宇宙物理研究者と思ったら [自然科学]

[10月09日#1] 東大の若い宇宙物理研究者と思ったら

宇宙の暗黒物質の謎に迫るという題に惹かれてテレビの特集を観た。東大の新しい目玉?
そしたらなんと見知った顔が!数物連携宇宙研究機構の初代機構長だって!村山斉教授!
星のきれいな夜空に天の川が帯状にかかる。巨大望遠鏡を使えば銀河や星雲が見える。

これらが見えるのは光を出しているからだ。ではそれらの間の空間は何もないのだろうか?
そんなことはない。見えないから何もないと思い込んでいただけだ。実は暗黒物質がある!
しかも宇宙の重力の大半を支えているのがそのダークマターだ。目に見えない物を調べる?

困ったがどんな時でも自然はヒントを用意してくれるものだ。重力レンズを利用するだって?
重力が強いと周りの空間が歪む。これが相対性理論の帰結で実験的にも確かめられている。
ヘッドライトは電球の光を反射させている。逆にして平行光を集めるのが反射望遠鏡の原理。

パラボラアンテナも同様だ。もし自転車や懐中電灯のライトを覗いてみると曲面が分かる。
視線をずらすと鏡面が広く動くのが見える。つまり平行からずれると星が勾玉のように写る。
ハッブルやすばる望遠鏡の画像からそのような勾玉模様を探し出す。その数は数万以上だ。

それを詳細に調べる。それによって暗黒物質の分布が分かって来た。成果が期待される。
黒板が到る所に配置された研究所はまさに議論をする場だ。互いに意見をぶつけ合う。
批判力を高めると共に新しいアイデアが生まれる場だ。外国の研究所ではこれが主流だ。

懐かしい。スタンフォード、フェルミ研、ブルックヘブン、MIT、アルゴンヌ、CERN、DEZY.
英国はラザフォードやエンペリアルカレッジ等があるが自国での物理の予算は削られた。
日本の研究費もどんどん先細りの方向だ。法人化のせいで寄付に頼るとは何とも情けない。

画面がアンサンブルに変わる。なんと村山教授がコントラバスを弾いているではないか!
気分転換。協調精神。潤い。美の探究。人類の将来を考える上でこれらの活動は不可欠だ。
学問や研究の価値を高めないと将来の展望は無くなってしまう。早くそれに気付くべきだ。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。