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[11月14日#1] 会話はキャッチボールかそうでないか [脳の仕組み]

[11月14日#1] 会話はキャッチボールかそうでないか

テニスだけでなくスポーツでは同じ世代が集まる傾向がある。反対に教育は世代の差が強い。
先日、年齢が大分離れた人から話を聞きたいという依頼があり、ランチを摂りながら話をした。
ところが話が一向に噛み合わない。私は彼が言わんとすることを的確に把握したいと考える。

一方、彼の方は早く共感して貰いたいと云う焦りがある。私の確認が入ると邪魔と感じるのだ。
実は、彼は私を買い被るどころか人の良いおっさんと見做していた。いわゆる溜口で分かる。
私には彼の脳の内部が透けて見えるのに彼にはそれが分からない。真の私を知らな過ぎる。

私が教育者としての経験を積み、脳の秘密の仕組みを解明したことがどういうことか判らない。
資料を見せて貰うと文章が書き連ねてある。しかし何をどうしたいのか具体的に書いていない。
いわゆるきれいごとがそれだ。例えば、地球的見地に立って云々。これはどういう意味なのか。

国際感覚を身に付けると云うのも同じだ。政治家や商社マン、それに報道関係者が口にする。
どうもそういう人材を養成したいらしい。打算的でないと言いながら私的願望に基いた計画だ。
動機が判ったところで、教育に関わりたい欲求を見抜く。海外生活の経験を活かしたいのだ。

他の人々にはない自分だけの体験は社会にとり貴重な筈だ。その思いが思われたいになる。
その心が見え見えだ。こちらは本能の研究家であり、彼は私の仮面に騙されて知らなかった。
彼の会話とは言葉をキャッチボールのように交換することだった。それは小さな社会での話だ。

相互信頼に基く集団社会の庶民の世界では嘘をつくとばれ易い。ばれると仲間から嫌われる。
意思の疎通が円滑であるほどリラックスし楽に生きられる。笑顔だ。嘘や騙しは緊張で疲れる。
営利目的の組織は、商売敵がうごめき合う中で生き延びる為に緊張を強いて失敗を許さない。

宣伝とは大勢の庶民を騙す情報戦略だ。一方的に合成映像やちらし等で心理的効果を狙う。
キャッチボールではない。組織内では知っている方が優位だから上司が権威振って威張る。
先ず第一に自分の属する社会が鏡の役を果たして自己認識が行われることを理解すべきだ。

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