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[02月28日#1] ミッドランドスクエアのロビーコンサート [音楽と感動]

[02月28日#1] ミッドランドスクエアのロビーコンサート

火曜の夕方にアトリウムコンサートでヴァイオリンとピアノの演奏を聴いて来ました。
エレベーターが上下する騒々しい中で大勢の聴衆が人垣を作り聞き入っていました。
クライスラーから葉加瀬太郎の情熱大陸までとてもいい演奏でした。ピアノも上手い!

ヴァイオリンは音程も音色もよくピンクのドレスもきれい!見とれてしまいました。
ただ、私の好みとしてはビブラートが若干不足気味、そのため金属的な印象でした。
先日も同じ場所でヴァイオリンとヴィオラとピアノのトリオの演奏会がありました。

両方を聞いて些か突飛ですが、ラスヴェガスのカジノでのショーを思い出しました。
賭け事を楽しむために群がってくる客は様々です。徹夜でもやる派手な世界です。
しかし大半の客は大儲けなど余程の幸運に恵まれないと出来ないことを知っています。

金儲けがしたい、しかし手持ちは限りがある、ここでやめとくか、もう一寸やるか?
あるときコインだらけでも少し経つとすっからかん。あそこでやめて置くんだった。
と悔やんでも後の祭り。分かっていてもやるのが賭け事。人生は賭けなのだと嘆く。

そんな心の癒しがショーになり、ここは全米の芸人の厳しい登竜門になっている。
そこで働く人たちと知り合いになった。ピアノを弾かせて貰ったり驕られたりした。
話すうちに裏の事情が分かってくる。元々砂漠地帯に労働者用に歓楽街を作った。

荒む心を慰めるバーやサロンは西部劇そのものだ。モンローの帰らざる河が典型だ。
一般庶民は働き場所を求めてやってくる。疲れを癒すサロンコンサートに通じる。
しかし待てよ。音楽家も労働者ではないか?主催者は右にいる下品な口笛吹きだ。

いいのだ。束の間の音楽による共感こそ庶民の癒しなのだ。集中すれば気にならない。
雑踏もケーキを売る声も帽子も買い物袋の音も話し声も一切気にならないのだ。
こうしてもっと聞きたいという気持ちとここまでにするかという気持ちが競合した。

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