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[2013年05月22日] 本能はなぜ闘争に向かうか?恐怖心と知能の謎(その2) [本能]

[2013年05月22日] 本能はなぜ闘争に向かうか?恐怖心と知能の謎(その2)

経験が浅い幼児の大脳はまだ大部分が白紙の状態で判断の頼りにはならない。
間脳で走っているプログラムは分からないと小脳に命令して考えさせるのだ。
そのプログラムは小脳が分からないと本能を優先させるように作られている。

個々の胚性幹細胞(ES細胞)がプログラムを走らせて協調して出来ている。
つまりDNAに書かれているプログラムをDNAコンピューターが実行する。
間脳は全体として同期させてネットワークコンピューターを実現させている。

そのため間脳と云うシステムは判断力を備えた一人の人格になっているのだ。
一方、小脳でも同様に人格が実現され間脳と主従関係を作っていたのである。
これは二重人格とは異なり、間脳が上司で小脳が部下のデュアル構造である。

小脳は賦活されて意識を持ち、感覚によって上司の命令に従う部下の人格だ。
滑らかな動きは敏捷性を獲得する為に必要で、間脳が小脳に考えさせて行う。
目が使えない胎児期は試行錯誤で手足を動かし開眼すると視覚や触覚を使う。

間脳は内耳に接して三半規管を形成し、手足の動きと平衡感覚を学習させる。
一方、破水で鰓呼吸が肺呼吸に変り声帯の振動で声が出ると聴覚刺激となる。
母親にとって赤ちゃんは自分の一部であり発達期は取分け可愛いさで一杯だ。

声をかけ目を見詰め発達を促すと赤ちゃんは目を動かし声を聞き話したがる。
人類が高い知能を獲得したのは尻尾を失った為に脳の容量が増大したからだ。
複雑な神経回路が運動能力と言語能力を飛躍的に向上させ思考能力を高めた。

知識は概念から成る情報の繋がりであり言語表現によって共有が可能になる。
情報が基本的にパターンから成るため文章表現によって伝達も記憶も出来る。
問題は精神や心や意識等の意味と意味それ自身が何を意味するのか判らない。

つまり、ここで言う陰の人格の働きを指す言葉の意味が不明だったのである。
デュアル構造を知ると多くの抽象語が具体的に定義されて抽象語の数が減る。
曖昧さが大巾に減り科学的な表現を多用する商用文の自動翻訳が正確になる。

意味論が新しくなると辞書が作り変えられて異なる言語の学習がし易くなる。
言葉の曖昧さは政治家が庶民を騙して支配するのに都合が良く現在もそうだ。

I present my serious concern of the human destiny that the wisdom or intelligence
may be defeated by the instinct.

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