SSブログ

[10月19日] 楽器は弾くほど面白くなるものだ [今日の日記・コメント]

[10月19日] 楽器は弾くほど面白くなるものだ

弾けるとカッコ良く見える楽器9パターン
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1377780&media_id=75

外山武史スゴレン記者君が折角スゴレン女性に聞いて集約した記事なのでコメントしてみよう。
というのも記事の書き方があまりに若者。いつも使うのが「そうかも知れません」だ。ナニコレ!
記者なんだから女性心理学者の真似をしない方がいい。ジャーナリストにはなれませんね!

自分の判断力がないのを自ら公表している。そうかもしれません。ご意見をお待ちします、だ。
だから記事の焦点がピンボケになってしまった。弾いている姿が胸キュンの楽器はな~に?
これでもまだあいまいだ。女の目から見ているのは楽器ではなく弾いている男性の方でないの?

というのも弾く姿が美しいのか弾いている曲が美しいのか外山君には分かっていないのだ。
ドラムはいい例だ。ジーンズでもラフな格好でもいい。強烈なパンチとリズムで迫る。王者だ。
クラシックでもティンパニは王様だ。指揮と微妙にずらすことで聴衆の心を揺さぶる。運命の音。

一方、華麗な音色と言えば、ヴァイオリンだ。特に妖しいまでのパガニーニやクライスラー。
広い大ホールではなく中か小ホールで聴けば小さな楽器なのに共鳴して響き渡るのが分かる。
打楽器が直接腹や顔面にぶつけてくるのに対してホルンは優しく包み込む。音は向こうに出る。

またフルートは直接唇だけで鳴らすから息を想像してなまなましい。音色も澄んできれいだ。
ちょっとの動きで反射するので楽器も目立つ。対するはクラリネットの渋い吹き方と音色だ。
低音は丸く柔らかめ。それが高音はまるでトランペットのようなクラリーノと呼ばれる音。

形状が似ているがオーボエは甘美か憂愁かを決めるような、それでいて突き刺さる音色。
おじいさんの雰囲気のファゴットも甘く鳴るしコントラファゴットは不気味さも出せる。
オーボエを大きくしたコーラングレ、イングリッシュホルンは新世界の家路が定番だ。

チェロは低音から高音まで幅広い音色が出せる楽器だ。そして泣かせる。エルガーの曲。
ヴィオラは内声を担当するので目立たないがソロでも出る。最も肉声に近くしびれさせる音だ。
最も低音を出す弦楽器がコントラバスだ。管弦楽の豊かな響きはこの低音が基になっている。

弦楽器にはまだまだある。ハープは繊細な指先が下は打楽器で上はチロチロの音を紡ぐ。
そしてピアノは楽器の中の楽器。目印がほとんどない広い鍵盤の上で両手が踊って跳ねる。
大ホールを独占して聴衆を包み込む。かと思うと強烈な打音やダイナミックな奏法で揺さぶる。

他にもオルガン、トランペット、トロンボーン、それにソプラノからメゾ、テノール、バリトン、バス。
世界各地の楽器にはそれぞれ工夫があり難易度も異なる。お手軽なものからウルトラ級まで。
カッコイイなどの若者の言葉に思わず反応してしまったが、音楽を愛するだけに見逃せない。

そして大勢のメンバーをまとめあげて芸術作品を創造する指揮者がいる。自分は音をださない。
それぞれの楽器に、あるいはコーラスに時間を指図して最上の音を出させる。音を引き出す。
カッコイイから始める。それもいいがそれだけだと永続しないのだ。苦労の先の上も見ようね。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。