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[11月03日#1] 本能論から行動原理の謎を解く [脳の仕組み]

[11月03日#1] 本能論から行動原理の謎を解く

人間の行動はどのように行われるのか。数理的脳科学の視点で眺めると見えて来る。
本能が生み出す欲求や欲望は生存と子孫の繁栄にとって欠かせない基本的な動機だ。
しかし本能に従って振舞ったら罪になる。社会は自由を束縛するように出来ているのだ。

生まれたら否応無く社会に属するのが避けられないのに、なぜ本能に従えないのか?
分かり切ったことだ。大勢の人がいるからだ。競争になる。欲望は必然的にぶつかる。
脳を形成する神経細胞は比較及び判断、更に集団で学習し記憶する能力を備えている。

この性質が人間社会にも反映する。比較する基準つまり価値観が集団社会に作られる。
本能と社会的倫理観はどこかで調整しなければならない。2度の世界大戦で思い知る。
けれども落とし穴があった。生まれた赤ちゃんの脳は白紙の状態だ。過去を知らない。

母性本能で明らかなように親には子供を育てる役割がある。これが社会形成の基本だ。
育てられる子供の側から言えば親の勝手で生まれたのだから親に全ての責任がある!
この子供の言い分は尤もだ。但し、幼児期までだ。生命の誕生と死は延々と続いて来た。

記憶は引き継がれて社会の役割がいずれ一員になる生命活動に重要な影響を与える。
その仕組みが自己認識の過程にあり、社会に於いて人との交流が鏡の役を果すのだ。
躾及び幼児教育をしない親が恥を掻く。子の恥は親の恥だ。だから行儀作法を教える。

目標は紳士淑女の振る舞いだ。皇室が儀式や外交等で手本を示す。野蛮は軽蔑される。
品格が尊ばれ身なりや服装が目安になり馬子にも衣装だ。下品な言葉遣いも嫌われる。
全てに亘って格式が重んじられる。日本は武士階級、欧州では貴族が支配した名残だ。

一旦社会における価値観の基準が定まると革命でも起きない限り覆すことは出来ない。
ところが意外な落とし穴があった。脳の黄金定理#1「知らないと気付かない」の例だ。
人間は誰でも仮面を被っている。ドラマや芝居で演技が出来る。外見では分からない。

誰でも二重人格者だと断定されると怒る筈だ。尊厳に関わる。集団で反論するのかな?

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