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[11月05日#1] 本能論から行動原理の謎を解くその3 [脳の仕組み]

[11月05日#1] 本能論から行動原理の謎を解くその3

人には誰でも生存本能が備わっている。真核生物である限り全ての生きものがそうだ。
細胞は単独では乾燥するので受精卵細胞は卵膜で包まれ、その中で分裂を繰り返す。
子宮に着床する時に脱皮する瞬間は神秘的だ。以降、母体の献身的支えで成長する。

しかし妊娠の初期に母親はまだ妊娠を知らない。約3ヶ月経ってから妊娠を知るのだ。
その間に胚囊は細胞分裂で数を増やし神経管のある稚魚状の初期胎児に成長する。
心臓が鼓動を始め血管によって栄養と幹細胞の膨大な数の複製が全身に配送される。

骨格とそれを動かす筋肉、そして収縮か伸張か命令する脳と神経の形成が行われる。
これらは不幸にして死亡した症例から得られた共通の胎児の医学的な成長の過程だ。
臍帯血にはES細胞が多い。全身の工場がフル稼働して細胞を大量生産中だからだ。

行く先は、本来は六つの方向だったがヒトだけは例外で五つの方向だ。頂点は脳だ。
健康で自由に動き回れる身体で、自立出来るように学習して記憶する能力を備える。
教育を受け学習し経験を積み社会に出て、やがて成人し配偶者を見付けて結婚する。

例外はあるとしても、結婚したら子を儲ける。やがて親は死ぬが次の世代が後を継ぐ。
この当たり前に見える生命活動で、生きものは延々と世代を重ねて歴史を作って来た。
DNAが変化して多様な種が生まれたが、生き延びる為に自然は厳しい条件を課した。

ヒトは高い知能を武器に火を使い、言葉と道具を開発して文明社会を作り上げて来た。
宇宙と共に太陽も地球も変化し続ける中、気候条件等で運が悪い動植物が絶滅する。
人間も含めて全ての生きものは危険を冒して生存本能によって生きているのである。

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