[11月24日#1] 人間サマの尊厳って一体なんなの？

[11月24日#1] 人間サマの尊厳って一体なんなの？


凶悪犯罪が後を絶たない。カネ目当てで夫婦を殺害し、放火して証拠を消そうとする。
以前、小学校に侵入して次から次へ児童に日本刀で切りつけ殺傷した事件を思い出す。
飲酒運転で事故を起こし橋から落ちた車の子供が死亡。飲酒がばれないよう水を飲む。

柔道の金メダルが女子学生に酒で酔わせ準強姦。こんな卑劣な犯罪がなぜ起きるのか。
交通事故はある意味で防ぎようがない。車自体が走る凶器な上に運転者がミスを犯す。
事故で同乗者が死ぬと業務上過失致死罪に問われる。何の罪もないのに死なせた罪だ。

幼児期から、してはいけないことをいろいろと教え込まれる。それらは悪い事なのだ。
未成年は保護者が責任を持って育てている段階でまだ社会の仕組みを体験していない。
個人としての判断力が不十分だ。では社会の悪い事は誰がどうやって教えるのだろう。

憲法や法律を学ぶのは社会か倫理等の教科目の時間だ。しかし罪の根本は社会にある。
高度文明化社会には分業に伴い必ず何らかの階層構造が出来上がる。上下関係が進む。
それに伴い富が偏る。組織化がなぜ起きるか。身体における組織化構造と一部重なる。

組織化は機能分担の為に不可欠だ。重い骨格を動かすには組織化された筋肉が必要だ。
関節毎に片方の筋肉が縮むと反対側が伸びる。精妙な制御を練習し器用性が生まれる。
練習や訓練と学習の仕方で多様な人材になる。併し罪に関する教育に欠陥があるのだ。

数理的脳科学の視点で指摘すると、本能の仕組みに関する教育が現場で外されている。
生後全ての行動の起点は本能に根差したものだ。それにこれ迄の学習の経験が被さる。
教育がなければ本能のままだ。生きる為の野性的生存本能が反社会的犯罪行為を生む。

タグ：犯罪 教育の欠陥