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[11月28日#1] 善良と狡猾の違い? [国際問題]

[11月28日#1] 善良と狡猾の違い?

以前に書いたことに対し後から質問が来る。賢いと狡猾の違いをどう教えるか?
狼が来たと嘘をついた少年の喩え話を引いて子供に嘘をつくのは悪いと教える。
有名なイソップ物語も比ゆだらけだ。いろいろな動物が擬人化されて登場する。

虎の威を借る狐、鳩を助ける蟻、働き蟻とキリギリス、狐と鶴のスープ、等々。
その他の絵本もそうだが年齢と共に単純なものから複雑なものに変わって行く。
知識が増えて行くのは頭のどういう仕掛けなのか?数理的脳科学から解説する。

ニューロンは神経網の素子の細胞だが配線も自から行う。初めは新入り社員だ。
判断もいい加減だ。それが学習をして判断力が身に付くと神経網の一員になる。
判断力とは何か?それを決めるのが本能の仕組みだ。先ず生存することが第一。

死んでしまっては元も子もない。生き延びることが最優先。どの細胞も同じだ。
ところがこれが矛盾する。ニューロンは身体各地で沢山生産され脳に運ばれる。
競合するのだ。精子の競争は2億個の中からたった1個の選別という厳しさだ。

本能で生きながら本能を抑える術を学ぶ。これが教育と体験勉強による学習だ。
これまでの長い歴史から本能に従うだけでは生き延びることは出来ないと知る。
天候や地理的条件は衣食住に直接関わる。温泉はいいが火山噴火の危険がある。

野生の場合、水場には様々な動物が集まる。それを狙ってワニもヘビも集まる。
つまり生物の集まる場所は魅力もあるがリスクもある。そして犠牲が不可避だ。
人類の祖先は臆病で常にびくびくして生きていた。それが知能を発揮したのだ。

ニューロンが記憶素子で大脳皮質に膨大な容量の記憶装置を建設して記憶する。
その時、何を記憶するのだ?1+1=2を記憶するのか?そうではなく大小だ。
1+1=0でもよい。2進法だ。同じように善と悪が教え込まれる。価値観だ。

人間社会に絶対的な善悪の価値観は無い。大局的に見れば食うか食われるかだ。
庶民のレベルでは嘘は悪で思い遣りは善で良い。しかし外交では国益が最優先。
そのために嘘も方便、密約外交。その主な理由は情報戦争を戦っているからだ。

常に物事の両面を冷静に眺めることが出来れば分析も可能だがパンチはないね。

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